INTERVIEW ジミー&エディ・ラッセル来日記念 スペシャルインタビュー ラッセル親子が語るワイルドターキーの伝統と未来、そして日常

  • Interview1 日本でのファンとの再会、バーボン殿堂入りの喜び。
  • Interview2 ピュアでストレートなバーボンをまっすぐ楽しむ。
  • Interview3 家訓は「みんなが近くにいること」。

2011年2月、ワイルドターキークラブのメンバーを対象に開催された「マスターディスティラーズナイト」に出席するため、主役であるジミー・ラッセル氏とエディ・ラッセル氏の父子がはるばる米国ケンタッキーから来日した。ご存知の通り、ジミー・ラッセル氏はバーボン界の重鎮であり、75歳を超えてなお蒸留所責任者として働く伝説的な人物。その息子エディ・ラッセル氏は父と同じ職場で、彼もまたベテランのディスティラーとして働いている。2006年にスタートし、今年4回目を迎える今イベントに父子で臨席するのは2度目のこと。今回、米国からのフライトのトラブルで到着日が一日遅れとなり、初日の大阪では彼らの会場到着がイベント開始後となり、いっそうドラマチックに、熱い喝采を浴びて会場に迎えられた。

今回、ラッセル親子にとってビッグニュースをひっさげての来日となった。息子エディ氏が、ケンタッキーのバーボン協会によって選定される「バーボンの殿堂入り」を果たしたのだ。この名誉は父のジミーにもかつて与えられ、親子で殿堂入りを果たすという快挙を成し遂げた。ジミー氏は、いつもながら元気ではつらつとし、軽妙なジョークを飛ばす一方、深いいぶし銀のような成熟の輝きを増し、ゆるぎない風格を漂わせている。エディ氏は、たくましい働き盛りの生気の中に、成熟と落ちつきを漂わせいる。そんなふたりへのインタビューは、熱気に包まれたイベントへの想いと、バーボン殿堂入りへの祝福から始まった。

  • Eddie Russell エディ・ラッセル Associate Distiller アソシエイトディスティラー
  • Jimmy Russell ジミー・ラッセル Master Distiller マスターディスティラー(蒸留所責任者)

日本でのファンとの再会、バーボン殿堂入りの喜び。

----エディさんにとっては父親のジミーさんとご一緒に2度目の来日になりましたが、イベントでの反応や手ごたえはいかがでしたか?
Eddie フライトのトラブルで到着が遅れましたが、その分、イベント会場に入ったとたん予想外の大きな歓迎をいただき、みなさんの笑顔に迎えられて嬉しかったですね。
Jimmy 約25年前の初来日以来、私は何度も日本に来ていますが、今回の来日でみなさまに会えたことをとりわけ嬉しく感じました。フライトの関係で予想外にハワイ経由となり、長旅でしたからね(笑)
----ジミーさんはますますお元気そうにお見受けします。
Jimmy ええもちろん、バーボンを飲んでいるからですよ(笑)

----昨年9月、エディさんは名誉ある「バーボンの殿堂入り」を果たされました、おめでとうございます。ジミーさんも過去に殿堂入りを果たされていますね。地元での祝賀会の様子や感想をお聞かせ下さい。
Eddie 「バーボンの首都」と呼ばれるケンタッキー州のバーズタウンで毎年秋にバーボンフェスティバルが開催され、行事のひとつとして「殿堂入り」の授与式が行われます。僕は父のジミーから記念のトロフィーを授与されました。会場では妻や子供をはじめ多くの家族に囲まれ、とても感動的な出来事で、思い出すと、今も涙が出そうですけれど、ほんとうに嬉しかったですね。
Jimmy この名誉を私から息子へと授けられたのは、実に喜ばしいことでした。親子で、しかも今も現役でディスティラーを務める親子での殿堂入りは初めてのことでした。私が殿堂入りした時には、バーボン界の長老から授与されたんですよ。トロフィーとして、銅製の小型の蒸留器が贈られるのですが、これは禁酒法の時代、こっそり月明かりの下で密造酒を造っていた時代を想わせるようなものなんです(笑)。かつて密造酒が〝ムーンシャイン〟と呼ばれたのは、月光の下で造っている、というイメージから来ているんですね。

Interview2 ピュアでストレートなバーボンをまっすぐ楽しむ。

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